長期休暇が取りにくい業界

職場に長期休暇の制度があれば、適度にリフレッシュしながら働き続けることができる。場合によっては、副業や資格取得のための勉強、語学の勉強などキャリアアップのために時間を割くことも可能だ。長期休暇があるかどうかは、人生の質を大きく左右すると言っても過言ではない。だが、実際のところ長期休暇を取りにくい業界もある。ここでは、そんな業界をいくつか紹介したい。

まず挙られるのが、サービス業だ。サービス業は基本的に世間の人々が休みの時に働かなければならない。世間が休んでいる大型連休の折などに休暇を取るのは困難となる。サービス業の多くはシフト制のため、そもそもカレンダー通りに休みを取ることは難しくなるだろう。

また、医師や看護師も長期休暇を取得するのが難しい職種だ。特に医師は人手不足が深刻化しており、多忙で休みもあまり取れていないことが問題となっている。加えて、常に医学の勉強をして知識を磨かなければならないため、休みを使って学会やセミナーに参加するケースもある。ただし、入院設備のないクリニックは、比較的カレンダー通りであり、休みが充実している傾向にある。診療科目によっても違うため、確認しておくのがベターだ。

その他、教師も長期休暇が取りにくいとされている。夏休みや冬休みなど学校が休みの日でも、部活や補習授業、教員研修などで学校に行かなければならない。教師は休みが無く、中でも部活の活動はボランティアのような状態になっており、その在り方が問題視されている。こうした現状に耐えきれなくなり、離職する教師も多い。

これらの業界に参入したいと考えているなら、こうした休みの実情も頭に入れておいた方が良いだろう。業界の特徴を知った上で、ベストな働き方を見つけてほしい。